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2014-12-22

父の声

うちの親父から電話がかかってくる時、妙な緊張感がある。

割と複雑な環境だったせいか、色々な理由があるけれど。

それにしてもこの一年くらいは、電話口の向こうの声が少し呂律が回っていないことが多い。
元々無類の酒好きで、昔は5時に仕事が帰って来て最初に飲むのはビール。
水分はビールで、アルコールが飲みたければ、酒を飲む。
そんな親父だったから、今この歳になっての事は想像もつく。
いやそれにしても、弱くなった。酒も体も、心も、きっと。

安い賃貸アパートで、おれが中学校の頃から使っている冷蔵庫だけやたら大きくて、中はその分酷く寂しいもんで。

もう何ヶ月も仕事を探しているようだけど、見つからず。
口から出る気の利いてない冗談もかなり悪態に近いようなもんで、聞いてる息子としては堪ったもんじゃないけど。
それでも、この人のこの気持ちが少しだけ昔よりはわかる。

わかるから、辛い。

正月くらいは少しはまともな物を男同士で一緒に食べようと思う。

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