I write something about me, my works, days and so on.

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ちょっとずつ、じぶんのことがわかるといいな

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2009-01-27

ペリカン通り


先日、友達を通してあるブランドから手伝って欲しいと言う仕事の依頼をもらいました。

ヨーロッパや外国では、インターンが盛んで、良い機会なので承諾しました。

お金も少しだけもらえると言う契約で、先週から働いています。

Pelican Avenue ってブランドです。

先々週にデザイナーのCarolin に会いに行って、色々話を聞いてその時に違う部屋の居た男の人とも軽く話して彼が出かけた後で、『彼は一緒にワークしてる人?』って聞いたら、ベルンハルトウィルヘルムでした。

Carolinは、ブルーノピータースやハイダーアッカーマン、そしてベルンハルトらと同期もしくは一つ違う代の卒業生で、今のブランドを始める前はベルンハルトのところでワークしてたみたいです。

なんかこうゆうのっていいなあ~って思いました。

周りと仲良くそしてライバルとして、みんな頑張ってる感じ!


今のアトリエはCarolinとジルサンダーやラフシモンズ等のパターンをやっているフリーランスのパタンナーのBarbaraと僕の三人でワークしてます。

歳もばらばらで、でも敬語と言うものが無いからなんだかアットホームです。

一時間に好きな音楽交代でかけよう~とか、クッキー買いに行かない?とかサンドイッチみんなで作ったり、クロックムッシュをいろんな具材で試したり。。。。クリエイターは色々挑戦しなきゃね!ってBarbaraが言って、色んなものをはさんでます笑


ああ、こんな風にアトリエを構えるのってなんかすごい素敵だな~って思います。

欧米人は日本人に比べれば大雑把だったり、もちろん一長一短ですが、ここでは日本では味わえない事もたくさんあるので、いっぱい吸収して、いつか自分のアトリエを構える時には日本人であることは前提に、そしてヨーロッパの良いところはしっかり取り入れて行けたらな~て想像してたら少し楽しくなって来ます。


冗談を言い合ったり、真剣にワークして、しっかりと意見も言い合ったり、なんかわかりやすくていいですよね。


一昨日は、パリからの友達が会いに来てくれて、すごい充実した時間を過ごしました。マルタンのエキシビションには僕はもう5回目くらいなのですが、今までより遥かに深くそしてしっかりと感じる事が出来て、見終わった後の充実感がとても気持ちよかったです。

ひょんな出会いから1年半ぶりくらいの再会だったけど、会えてホントに良かったな~

こうして色んなところからスポンジのように色々と吸収して、前に進んで行きたなあ。


顔はいけてないので切り取って、自分が作って自分がフィッティングしてるトワル載せておきます。


Pelican Avenueのホームページはこちら

http://www.pelicanavenue.com/


それでは、今週もがんばります。


2009-01-22

mooi !


今回は前回の続き?で、Labels Inc.と言うショップのウインドウを飾らせてもらってるので、そのお話を~


書くのが遅くなってしまって、もう来月の最初の週末で終わっちゃうんですが、このLabels Inc. のウインドウに今僕の前回のコレクションピースを飾らせてもらってます。夏のファッションショー以来これで2度目の陽の目を浴びる機会で、作った本人も(その作品たちもt多分。。)嬉しいです!

思えばこんな体験出来てる事はすごい幸せな事だな~

セッティング当日はオーナーのヴィヴィアンと色々話して手伝ってもらいながらやりました。

でも、シンプルに見せるように置いただけなので特に凝った事はしてません。

昔はごちゃごちゃとするのが好きだったのに、今はまたちょっと変わったな~

途中でコーラ出してもらったので喋りながら休憩したりしながら2時間くらいで終わりました。

何度かヴィヴィアンに外からチェックしてもらって今度こそ!二人でウインドウの外から眺めながら、うんうん。。

こうゆう時の嬉しさってたまらないです。

初日はネームのステッカーが準備出来なかったので、数日後にそれを貼ってから写真撮りました。

初日から色んな人に声をかけて頂き、感謝感謝です。

アントワープのニュースペーパーも取材に来てくれたみたいです。

でも何よりも嬉しいのは、そのウインドウの前で人が立ち止まって見てるのを見る事!

こういうと語弊があるかもしれませんが、日本ではあまり無いような事が日常的にあったりして、例えばおばあちゃんが一人で買い物帰りに見てて、近寄って来て『これ、きれいね~(オランダ語でmooi !って言います)』って話しかけて来て、『ホント?ありがとう。』って言ったら、『あら、あなたが作ったの?』なんてやり取りがあったり。なんか温かいです。

人と人との間に自分のワークが存在して、それが媒体となって人を繋ぐ。

素晴らしい事ですよね。

どんな仕事をする人も、きっとやってる事は同じなんだろうなって思います。方法とかが違うだけで。


全然関係ないですが、ふとアバンギャルドって言葉が頭に浮かんでたので、それについてでも書いてみようかな。

Avant-Guarde (アヴァンギャルド)フランス語です。Avant は前の Guarde は守る。

軍隊の最前線に立つところから来た言葉なんですよね。

前衛部隊だったかな。なので、やたらとファッション誌とかで使われてたりしますが、結構政治的なサウンドを含んでるんですよね、アヴァンギャルドって。もちろん今では芸術文化にも使われていますが。


次回はペリカン通りのお話を! 

ちょっと素敵な話を聞いたので、それも書きたいな~


それでは~


2009-01-11

2009





皆様、明けましておめでとうございます。そして今年もどうぞよろしくお願いします! 挨拶が遅れて申し訳ないです!


アントワープは極寒です。


こないだなんて、-14℃!

路面はカッチカチに凍ってました。

自転車で、スリップして心臓が飛び出るくらい久しぶりにびっくりしました!でもこけずになんとか踏ん張りましたが。。。


それにしても寒い寒い!ここはあんまり雪は降らないんだけど、やっぱり気温はかなり低いです~


昨年末は本当に色んな事が起こりました。

色んな事を考えました。


人生って時々本当に難しくて、残酷だったりもするけど、それでもやっぱり素晴らしくて素敵なもんだなあとも思いました。いや、痛感しました。


さて、これは大分前の話になるんだけど、オランダのハーレムという所でエキシビションがあって、それに選ばれて参加して来ました。

生まれて初めて、学校やそういったところ以外での発表の場で、すごく嬉しくて興奮しました。


初日はオープニングイベントで、Catwalk PerformanceをFrans Hals Museumの庭でやりました。こんな形での催しっていかにもヨーロッパだなあと感心しました。伝統あるミュージアムの庭で現代のファッションをプレゼンテイションすると言うもので、すごく良い空気を造り出していました。

その日は始まるまであんまり天気が良くなくて、みんなで不安がってたんだけど、本番の時間になって太陽が!

とても素敵な経験でした。

その後はギャラリーで展示して頂いて、現地の新聞にも取り上げて頂きました。

この時に強く感じたのが、『見て楽しむ』ということ。

再三考えて来て、やっぱりこれなんだな~自分のやりたいのは。と。

全然知らない街で、ましてや自分の母国じゃない場所で、知らないおばちゃんに、『あなたが作ったの?とても素晴らしくて嬉しくなっちゃうわ』なんて言われると、あ~これだよこれ!って。

モデルの子達にも、あなたの作品を着れて本当に嬉しいわって言ってもらえて、これって幸せな事だなーって思いました。


この一ヶ月で様々なことが目紛しく起こり、もう少しだけ時間がかかりそうですが、今日書いているこの気持ち、これは消えないです。

次は今ウィンドウを飾らせてもらっているショップの事を書きたいと思います。


それでは、ちょっと遅れましたが今年も素晴らしい一年にして行きたいと思います。


よろしくお願いします!